セバスチャン・ベッテルをご存じでしょうか?
F1において最年少優勝や
最年少ワールドチャンピオンなど、
最年少記録のほとんどはこの
ドイツ人ドライバーが保持しています。
彼は様々なチームで勝利を記録しつづけ、
現在ではF1の代名詞ともいえる
スクーデリア・フェラーリの
ドライバーとして活躍しています。
そんな生きる伝説ともいえるドライバーの
ヘルメットは見たことがありますか?
実はF1ドライバーにとって、
ヘルメットは命を守ってくれるものであると同時に、
数少ない自己表現の場でもあるのです。
今回はベッテルのヘルメットのデザインや、
それにまつわるエピソードなどを
紹介していきたいと思います。
目次
セバスチャン・ベッテルの2018年ヘルメットのこだわりがすごい!
F1ドライバーは毎年
ヘルメットのデザインを変更します。
2018年シーズンのベッテルの
ヘルメットはこちらです。
https://twitter.com/DAZN_JPN/status/981501712237182977?s=20
中央に自身の出身国である
ドイツの国旗カラーをつけ、
サイドには自身のカーナンバーである
「5」の数字がプリントされています。
また、F1では年に数回
スペシャルヘルメットを着用することが
認められています。
ほとんどのドライバーは自身の
母国グランプリで着用しますが、
ベッテルは2018年シーズンは
日本グランプリで着用しました。
転用元https://www.as-web.jp/f1/416663/attachment/motor-racing-formula-one-world-championship-japanese-grand-prix-practice-day-suzuka-japan-47
上の画像のように側面に
忍者がプリントされています。
過去にはレッドブル時代に
「侍」と書かれたヘルメットを着用してみたり、
日本に対して強い愛着を
持ってくれていることがわかります。
なんだか嬉しいですよね!
ベッテルの2019年のヘルメットのデザインは?
転用元:https://f1-gate.com/photo/f1_48001.html
2018年のヘルメットと大きく変更はありませんが、
カーナンバーのプリントが蛍光色に変更され
スクーデリア・フェラーリの
90周年記念のロゴが新たにプリントされました。
ベッテルとハミルトンはヘルメットの交換をしていた!
セバスチャン・ベッテルと
ルイス・ハミルトン。
共に2007年にF1デビューを飾り、
幾多の名勝負を繰り広げてきたライバルです。
2人は2018年シーズンを
同じ大きな目標をもってスタートします。
『5回目のワールドチャンピオンの獲得』です。
ワールドチャンピオンの
歴代最多記録を持つのは
ミハエル・シューマッハの7回。
5回のワールドチャンピオンは
ファンジオに並ぶ歴代2位の記録になります。
これまで4回ずつワールドチャンピオンの
タイトルを獲得してきた2人にとっては、
どちらが先にファンジオに並ぶかは
とても価値のあることなのです!
そして2018年シーズンは
後半戦の連勝の甲斐あって、
ハミルトンがワールドチャンピオンに輝きます。
そして、その年の最後に2人は
1年間を共に戦ってきた
ヘルメットを交換しました。
そのことについてハミルトンは
サッカーのユニホーム交換を引き合いに出し、
このように語っています。
「ドライバーたちの行動で名誉あるもののひとつだと思う。ドライバーとして僕らにできる最高の敬意の表し方だ。言うならばこれが僕らのジャージーだからね」
【F1-Gate】 ルイス・ハミルトン、ベッテルとのヘルメット交換は「本当に特別なこと」: ルイス・ハミルトンは、最大のライバルであるセバスチャン・ベッテルとのヘルメット交換がいかに特別なことであるかを語った。… https://t.co/gjqLXht7EW #F1JP pic.twitter.com/p27yWVIUPf
— レッドブル・ホンダ NEWS (@F1JP_News) 2018年12月28日
ヘルメットだけじゃない!ベッテルの走りにも注目!
ベッテルとハミルトン。
この2人のドライバーはレースになると
真逆の本性を現します。
常に冷静さを保ち、虎視眈々と
トップチェッカーを狙う戦略的なハミルトン。
熱く、時には強引とも思える勝負をしかけ
大胆に勝利に突き進むベッテル。
ベッテルはその強引さが仇となり、
マシンにダメージを負い
勝負を終わらせてしまうことも少なくありません。
しかし、その大胆な勝負の結果、
勝利を掴んできているのです。
2019年は既に6レースが終了し、
その全てをハミルトンが所属する
メルセデスが勝利を収めています。
ここからベッテルの熱いレースは始まります。
残り14レース、
ベッテルの大逆転に期待しましょう!
セバスチャン・ベッテルはヘルメットに愛情を注ぐドライバーだった
いかがでしたか?
ヘルメットはドライバーの象徴であり、
そのデザインには様々な意味が込められています。
2019年5月20日。
長年F1の発展に尽力し、
自身もワールドチャンピオンを
獲得した経験のあるレジェンド
『ニキ・ラウダ』が亡くなりました。
ベッテルはその翌週に行われた
モナコグランプリでニキ・ラウダを追悼する
スペシャルヘルメットを着用しました。
【Formula1-Data】 ベッテル、亡きラウダの追悼ヘルメットに込めた想い「最後に彼と一緒にモナコを走れたら良いなって」:… https://t.co/5i5dVygRpS #F1JP pic.twitter.com/gesW5ipEeQ
— レッドブル・ホンダ NEWS (@F1JP_News) 2019年5月23日
ベッテルはヘルメットに
たくさんの想いを込めて駆ける
情熱のドライバーなのです。
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