【保育所保育指針改定から考える】これからの保育士に求められる事とは

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H30年に保育所保育指針が改定され、それに伴い保育士の保育の仕方も変わります。

今回は、保育士にこれからどんな保育が求められていくか、子供達にどんな力を育てて行く必要があるのかを、指針の改定のポイントを元に私なりに考えていきたいと思います。

保育所保育指針改定のポイントとは

保育所保育指針の今回の改定のポイントは以下の2つです。

  • 保育所が幼児教育の施設として位置づけられた事
  • 0〜2歳児の保育のねらいや内容が記載された事

どいういことなのか具体的にみていきます。

保育所が幼児教育の施設として位置づけられた

これまでは保育所はあくまで福祉施設であるという認識が強く、養護の部分が大きかったのですが、改定により教育の要素が入れられました。

これは、 同じ小学校へ進学していく子供達が、保育園と幼稚園、こども園それぞれの園で共通の学びを受けていないのはおかしいという理由で、位置付けられました。

保育園も幼稚園もこども園も、共通の教育をしておく事がねらいです。

乳児、未満児の保育のねらいや内容が記載された

近年の待機児童問題は、ほとんどが0〜2歳児の未満児です。
この未満児の需要も増えていることを考え、未満児の保育の質を上げるために、さまざまな事が盛り込まれています。

特に、未満児は非認知能力が育つ大切な時期なので、これまで以上に配慮する事が記載されています。

保育士に求められていること

以上のポイントを踏まえて、これからの保育で保育士に求められている事とはどんなことでしょうか。

子供達に様々な経験をさせる

子供達は経験を通して自ら考え、色んな事を学び、その事が子供自身の力になっていきます。

保育士は子供がその経験を積めるように、色々な保育環境を作る必要があります。

そして、子供が感じた「なんで」という疑問にすぐに答えを出すのではなく、一緒に考えたり、どうすれば解決できそうか方法を考え試したりして、どんどん探求させてあげる事も大切な関わりです。

これが改定のポイントである、思考力、判断力、表現力の基礎を作っていくのではないかと思っています。

色々な保育環境ってどうやって作るの?

例えば保育室に昨日まではなかった大きなダンボールのお家を作る とか
散歩をいつもとは違うコースで歩いてみる とか

少し普段と違う環境を作ってあげる事なら何だっていいんです。

子供達はこういった環境の変化の中で遊ぶ事で、考え学んでいきます。

子供の意志を尊重し、子供に決めさせる

活動を通して、子供達は「こうしたらどうなるんだろう」「こうしてみたい」等、自分達で考え進めようとする気持ちが湧いてきます。

この気持ちを大切にして、育てていく事が重要です。

子供達がやりたい事をどうすれば進めていけるか意見を出し合ったり、みんなで考える時間を持ち、子供が主体となって活動を進められるように援助していく関わり方が、保育士に求められています。

保育士が考えた保育よりも、もっと発想豊かで素晴らしい物ができあがりますよ。

こういう経験を通して、子供達は自分の意見を伝えられるようになったり、主体的に活動に参加できる力が育ちます

これが、改定のポイントの、学びに向かう力や人間力、思考力の部分を育てる基礎になると思います。

非認知能力を育てる

MEMO
非認知能力って?
例えば、人と上手く関わる力、最後まで諦めずに頑張る力等、IQでは測れない人の内面の能力の事を言います。

非認知能力を育てるためには、特に未満児の頃の関わりが大切だと言われています。
そしてその非認知能力は遊びの中で育っていく事がわかっています。

まずはたくさんスキンシップを図り信頼関係を築く事、そしてその上で安心して遊べる環境を整える事が大切です。

そんな安心できる環境の中で、子供達が好きな遊びを夢中になって楽しめるようにしてあげましょう。

保育士は一緒になって遊んだり、共感してあげるような関わりが大切です。
こういった環境設定と保育士の関わりが、改定のポイントの学びの芽生えへとつながっていきます。

これまでの保育とどう違うの?

これまでの保育は、主に保育士が主体となって活動を進めてきました。
しかしこれでは子供は受動的になってしまう事が多くなります。

これから子供達に求められる人格とは、これまでとは正反対の、主体的に行動ができ、考えた事を行動に移せるような人です。

そのために指針の改定があり、新しい保育の進め方がこれからの保育士に求められていきます。

20年後の世界は…

今の子供達が大人になる20年後は、人工知能が発達して、今人間が行なっているほとんどの事を人工知能がやってくれる時代になるそうです。

とても便利な世の中ですが、そんな事になったら人間はどうなってしまうのでしょうか。

人同士の繋がりが薄れたり、引きこもりが増えたりと、生きがいもなく人間性がなくなっていってしまう人が増える恐れもあります。

そんな時代に、人間らしく生きがいを持って生きていける方が幸せですよね。

そんな大人に育ててあげるのが、保育士の役割です。
そしてこれこそ指針の改定の一番のポイントでもあります。

今の子供達がより良い未来を生きていけるように、子供達の力を育てていきましょう。

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